『ねぇねぇ、これやらないと取扱店させないよ、なんて言われたらどうする？（笑）』
『そんなこと、困るよ。そこまでするかな？』

　毎月の集まりがある会場までの道のり３時間弱、隣町の取扱店さんと一緒に車で向かうなか、私たちは、今後のまるかんの方針がどうなるのやら、一人さんが何をしようとしているのか、出来れば遠目で観ているだけで済ませられないか戦略を練っていました。

　逃げれるものならば、逃れたい・・・。

　何の問題もなく取扱店をしてきたし、

　勉強会も本気で出なくてもそんなに突かれないし、

　今回も頑張る人だけ頑張っていくのかな。

　そう思っていたのに、今回はどうも免れそうにない…。

　FAXから流れてくる　まるかんからのお知らせ。
 【斎藤一人さんの大宇宙エネルギー療法】

　１カ月だか、２カ月だか放置したまま、連絡が入ってきても『行かれません…』と避け続けていたけれど、それは一人さんの教えに反するということなのか、強制的に参加を求められました。

　いよいよ、きたか…。

『ぜったい、ぜったい　手かざしでしょう？？』

『そうかなぁ？でも、一人さんがこんなことするって何か意味あるんじゃない？？』

【斎藤一人さんの大宇宙エネルギー療法】って。
 そんなものと無縁な私にも感づかれる名前…。

　それでなくても、”まるかん”、”天国言葉・地獄言葉”ってだけであやしいのに。
これ以上怪しくしてどうするの？？

　怖いもの見たさは一切ありませんでした。これを目の前で見て、体験して、”まるかん”、”斎藤一人さん”を受け付けられなくなれば、これやらないと仕事させないわよ！って言われる前に、もう、まるかんの仕事出来ない…ってなりそうな予感がしていました。

　どうやってスルーするか？　どうにかスルー出来るものなのか？行きの車の中ではそんなことしか考えることが出来ない。

　まだ、まるかん始めてそんなに経っていないのに・・・
　辞めることになったら、私どうするんだろう？？

　そんなこんなで、お客様にも【斎藤一人さんの大宇宙エネルギー療法】ってものを始めたなんて言わずにいたのですが、ある時お客様から聞かれます

『最近、斎藤一人さん、大宇宙エネルギー療法って始めたんだよね！和美ちゃん出来るの？？受けてみたい！』と。わたしの方が『えぇ～！？』ってビックリしてしまいましたよ。

ということで、一部の仲の良いお客さんには、ちょっと、どんなものだか見てきますね！なんて偵察気分で言っていたのです。

　それが、まさか、あんなことになってしまうなんて…。

　この【斎藤一人さんの大宇宙エネルギー療法】で集まる客層、集まる取扱店希望者が変わったことは確かで、社長もそう言ってました。

　わたしが取扱店になった際には、隣町のまるかん取扱店の関係者が、ちょっと今までの取扱店さんとはタイプと違うねって言われました。

●一人さん狂ではなかったこと
●一人さんのこと、まるかんのことに詳しくない
●集まりで大声を張り上げられるタイプでもなく
●商品が大好きで、化粧品をイチオシしていたこと
●まるかん１本で仕事していたこと

これがその人が言う理由みたいでした。

そんな、取扱店としては、とっても先頭切って一人さんファンを満足させていかれるような存在ではなかった私が、ここから変貌を遂げます。
変な勢い付くと、人って、とんでもないことでも平気でやっちゃう。

続く…