スピリチュアル良書
時々、良書と言われるものの中に、ある不思議な力を与えるものがある。
あなたが自分で悟ったことは、間違いなのよ…
そんなに頑張らなくてもいいのよ…
あなたは、過去の記憶によって、他の誰かによって、
そう思わされたのだから、悪くはないのよ…
さあ、手を取って
もっと崇高な、もっと幸福感だけの世界に身をうつしましょう。
そして、わたしの伝える真実を今を生きる人たちに伝えて。
そんな風に、読んでいくうちに洗脳させていく。
あまりに極端な思想と、それが本当かどうかを判断できる者は
そうそういないだろうと思われる内容だけに、一瞬、
すごい真理なのか?とも感じさせる。
いやいやいやいや。心が愛で満たされるどころか、心は拒絶する。
でも、それを認められないと、鬱々とさせられ、今自分が信じている
現実の世界が、一瞬悪魔に取り入られた行いかのように感じさせる本
こわいわ、
だまされそうになるわ、
これを受け入れられないのは、私のカルマのせい!
これを受け入れられないのは、私の潜在意識が、成功と幸せを邪魔しているから!
これを受け入れないのは、この法則を操る神聖なものに わたしが認証されないせい!
これを受け入れない他の人は、真理に気付けず、神の道を拒絶している。
そう、思わそうとする。
自分にとってそれが”愛”であれば、体からエネルギーが沸き、心癒されるはず、
とどこかで思いながらも、いや、この大きな無力感、虚脱感、鬱、哀しみ…
これらは浄化による変容か!!!と無駄な知識が、さらに思考を錯乱させる。
そうね、相手が悪魔ではないのよね。
私の心に、
わたしのやってること、
わたしの考え方、
わたしの生き方、
わたしの法則!
それより、もっと崇高な、もっと神の領域があるのではないか?
このやり方でいいのか?と自信なく思っているからよね。
だいじょうぶよ、わたし。
あーんな へんてこりんな真理には、もう騙されなくなっちゃった。
わたしはいまさら、古代の法則なんて、いらないの。
だって、それ、真理や真実が全部書いていないんだもの。
もう邪魔はされない。
わたしは わたしの手で、新しい法則や、新しい方法を 創り上げるのだから。
個人個人が 自分に合った 真理や、法則をうちだすべきだもの。
それが、一番の浄化をもたらすと わたしは気付いたから。
精神世界の すごい本に出会った!と思った時こそ、問うてみよう。
『おいおい、おまえさん、これ本気で言ってる? 冗談?』
読んでは、つっこみ。一瞬 納得させられては、また、つっこみ。
自分が 宙に浮いていないか確認。つっこみながら、冷静に読もうよ。
だって、あたしたち、生きてるんだよ! 現実を 生きていくんだよ!
- 2013年05月18日 15:00 /