祈りの力 ~ばあちゃんの世界平和祈念~
どこかで目にしたことのある、”祈る力には意味がない”という言葉。
わたしの生きている世界では、祈りにはとても大きな力がある。
わたしはこのことを、真の祈りを行っている方々から教えてもらいました。
カウンセリングを通じて体感させてもらったことです。
以前、広島から来られた若い女性をカウンセリングしていて、ご主人のお名前も霊視したのですが、彼に実のおばあちゃんが強烈についていました。ついている、と言っても、彼のおばあちゃんは ご存命でございます。
さらに霊視を進めると、そのおばあちゃんは、想念と日頃の行いにより積み重ねられたエネルギーで、孫である彼を包み込んでいるのです。けれど、孫可愛さに彼だけにそのエネルギーが渡してあるということではなく、おばあちゃんは自分に感応してくれる人たち全てに無意識で、その影響を相手に渡しているようなのです。
そこで、霊視の対象は勝手におばあちゃんに移っていき、ある情景がみえてきました。
おばあちゃんは、朝起きてから夜寝るまで、一時も欠かさず祈りを行っているのです。
その祈りの対象物が、お部屋のあちこちに点在しており、祈りの対象物の多さと、祈りの時間の長さに何かの宗教?と思ってしまうほど。
しかし彼女の”祈り”をよみとっていくと、ばあちゃんの光からは【世界平和】という、柔らかくも強いエネルギーが発しています。
そして、そのエネルギーの大きさは、個人レベルではないのです。
同じく【世界平和】を祈っている方々の想念と繋がり、大きなエネルギーと一つの世界を創り上げているのです。
祈りの対象物とは、身の回りにある、ありとあらゆるもの全て。
部屋に飾ってあるもの、写真やお花、観葉植物、お人形、日常に使われる日用品。
くしに、着ている洋服に、お箸に、窓から差し込む太陽に…。全てが有難く、当たり前ではない与えてただいたもの。そのものを”命”のように扱ってる。それが、勝手に祈りとなっているかのようでした。
おばあちゃんは、
自分が生きること=世界平和。
おばあちゃんの命=世界平和。
おばあちゃんは、その使命のために、家事もせず祈っています。
おばあちゃんは、家事をしないのではなく、祈りつづけられる環境を手にしたのです。
それは、おじいちゃんの協力の元でです。おじいちゃんは、家事が好き。喜んでそれを長年していらっしゃいます。
おばあちゃんは、与えられた環境を有難く受け入れ、自分の使命とお仕事を祈りにすることを自分に許したのです。ここに素直に甘えられたことがおばあちゃんのカルマの解消ともなっていました。
お客様からお聞きすると、おばあちゃんは原爆でお母様とご兄弟を亡くされていらっしゃいました。常日頃、世界平和を祈っているとのこと。それは夫も同じように、と。
祈りの力は、存在します。
わたしが、目の前にいらっしゃった女性の旦那様のおばあちゃんの祈りをよみとったときの浄化作用は、口では言い表せません。その祈りに触れたとき、一瞬にしてものすごい衝撃で浄化されました。今想い出しても涙が出ます。
いままでのおばあちゃんたちの祈りが、今私がここで生きている平和を創り上げてくれたことは、明らかなのです。
苦しみや怒りから生じる祈りではなく、【ただ祈る】とはこういうことなのかと。瞬時に体感させてもらいました。
穏やかなのです。幸福感があるのです。自分の祈りに迷いは一切ないのです。
悲しいニュースを見ても、完全なる世界平和は永遠に訪れないのではないかというニュースを聞いても、彼女はそれにより自分が祈ることが無駄だとは感じることなどしません。ひょっとしたら、自分が祈っているという認識すらないかもしれません。
生きていること=祈りだからです。
おばあちゃんは理屈ではなく魂で知っているのです。わたしが祈ることに意味があると。それは、凄まじい経験があるからこそなのかもしれませんが、悲惨な経験により全ての方がそうなるとは限りません。彼女は祈るために生まれてきて、生かされたかのようです。
真の祈りは、祈りを行うことに対して、その結果に対して、”疑う”こと自体存在していないのです。
その家に嫁がれたお客様に、おばあちゃんの”祈り”を伝えるとが出来たことは、私にとって本当に幸福感で満たされる作業でした。わたしのために、目の前のお客様がわざわざ来て下さった…と思う瞬間です。
おばあちゃんの【世界平和の祈り】は、孫からそのお嫁さんに、私に、そしてわたしと共に浄化を行っているお仲間にまで広がります。
わたしたち一人が、穏やかに強くあれば、その想念とエネルギーは関わり合う者たち、ともに今の時代を生きていく者たちに、強く影響をしていきます。同じ想いを持った者たち同士であればなおのこと影響しあい、協力し合います。
祈りは、自分を信じ、自分がより穏やかになることで 大きな大きな力となるのです。
あなたがもし、祈っても自分が思い描く現実が来ないと感じているのなら、あなたはそれを望んではいないのかもしれないし、そもそも祈りの方法が違うのかもしれない。祈る前に、自分が穏やかであるか確認してみると良いかもしれません。
それが出来ない?
それなら、目を閉じて、手を合わせて”合掌”してみて。その時感じたものが、あなたの本質だから。きっと、強くて穏やか。
原爆で犠牲になられた方々の想いを引き受けた ばあちゃんとともに、わたしは世界が平和となる想いに関わりつづけます。
椋木和美
- 2013年08月07日 17:30 /
Comment(4)
コメントありがとうございます
Kazumi
maeda0223さま
同じ想いを持ったわたしたち、いつもしっかりとお互いの”祈り”を感じ、影響しあい、協力し合っています。こちらこそ、ありがとうございます。
- 2013年08月07日 18:50:27
キララ
私に何ができるか…戦争なく平和に暮らせる為にどうしたらいいのか…不安になりこちらのメッセージに出会いました。
こちらを拝見し、救われた
気がしました。
日本国内知らない者同士でも、世界平和を祈り、大きな一つのエネルギーでつながりたいと思います。
今夜から祈ります。
ありがとうございます。
- 2015年08月08日 00:09:05
Kazumi
キララさま コメントありがとうございます。
戦後70年の区切りに、この時期に、様々な想いを感じ続けていました。平和への想いを語ってこられた戦争・被爆体験者の方々の祈りを、どのように繋げてゆけるのか。スピリチュアルという怪しき立場からいかに役立ってゆけるのか。再びこの記事と祈りに命を吹き込んでいただきありがとうございます。
わたしも祈り続けます。キララさんの祈りはわたしたちを支え繋げてくれます。ありがとうございます。
- 2015年08月08日 21:42:34
前田亜希
このブログが祈りそのものですね。
ありがとう