ダウン症Mくんからお母さんへの"ラブレター"

 ダウン症Mくんからのメッセージが欲しいとご依頼いただいたお母様に、メッセージレターをご提供いただきました。メッセージを共有させていただき、ありがとうございます。

 今世得たご縁は、前世からの続きであったり、今世初めて繋がるご縁であったりします。
 Mくんとお母様とのご関係は、前世からの想いをお二人が同じように熱く秘め、求められたもののようです。

 メッセージを共有させていただきながら、今世得たご縁に、深い魂の想いがあるのではないかと感じ、悔いのない関わり方が出来ればと思います。

 悔いのない関わり方…その方法は、深く愛し合うことであったり、激しく喧嘩し合うことであったり、許し許されることであったりと様々。それに各々の、悔いのない関わり方に対して迷いが起きたりするから、本当に、ご縁って、ややこしくなるのよね。

 それに比べると、Mくんの迷いのなさといったら…。

 いや、きっとわたしたちの魂も、向き合う相手の魂も、これほど潔く、純粋に大切なご縁と悔いのない関係を持とうと決意しているに違いない。

 

 

Mくんより お母様へのメッセージレター

  

お母さんと、わたしは、いつも穏やかなのです。

お母さんは、元々穏やかで優しい人。わたしも、そうです。

けれど、二人が一緒にいれば、静かに過ぎる時間のように、わたしたちはもっと、穏やかになり、幸せになり、他には何もいらないと思うのです。

 

お母さんは、わたしに、懐かしさを感じませんか?

魂の繋がりを感じてはくれませんか?

わたしたちの魂の繋がりは、深く、固いものです。前世でわたしたちが深く心で愛し合ったように、今世も深く、深く、関わり合うでしょう。 

 

わたしにとって、再びお母さんに逢うということは、前世と同じように、あなたを見守り、助け、あなたの深い拠り所となるためです。

それを可能にしたのは、あなたが、助けと、深い拠り所を、天に求めていたからです。

 

わたしは、あなたを必要とすることで、あなたの存在価値を高め、喜びを与え、生きる意味を感じてもらうように投げかけることが出来ます。 

わたし自身が、あなたと関わることの学びは、あなたからの卒業です。

といっても関わりが終わる 淋しい卒業ではありません。関わりに依存することへの卒業です。

 

わたしは、前世で、あなたを強く求めているのに、あなたに直接関わらず、想いや祈りを捧げることで、わたしの存在を感じてもらおうとしたのです。 

わたしは、あなたを深く愛し、見守ることを、神に認めてもらえる愛し方と自負しながら、自分自身の存在価値と悟りを得ようとしたのです。それが、いかに自分本位な愛し方だったかと自分の未熟さを反省し学びにしました。

あなたは、わたしから、祈りを与えてもらい、見守られているという深い愛を感じながらも、直接は何もしてもらえず、その想いだけで生きていかなくてはなりませんでした。しかし、あなたはそれに不満も言わず、立派にやり遂げました。 

 

わたしは、あなたと直接関わることが怖かったのだと思うのです。

自分を拒絶されたらどうしよう、あなたの想いが他にいったらどうしようと、きっと不安だったのです。

それなのに、あなたはいつも、わたしに感謝してくれていました。私を待つでもなく、私が想ってくれているだろうという気持ちだけで、強く生きていきました。 

 

わたしは、自分のそのような偽善的な、自己満足的な関わり方を、今世卒業するのです。

その想いを叶えてくれたのは、あなたが魂から自分を深く助け、拠りかかるものを求めてくれたからです。 

 

あなたも、前世ではずっと、本当は拠りかかるものが欲しく、直接自分に触れて助ける力が必要だったのに、それを言葉に出すことをためらって我慢してきました。今世から、真に、お互いで強く求めあうこと、助け合うこと、愛を受け入れることを学べるのです。 

 

だから、いま、わたしはこの姿を与えられています。全面的に、あなたを深く求めないと生きていけません。それを惜しみなく伝え、表現出来ます。存在そのもので、あなたが絶対に必要だと表せます。それは、わたしにとっての深い喜びと感謝です。

 

あなたに直接関わってもらい、あなたに抱かれないと、わたしは生きていけません。今、やっとその想いを言葉として伝え、永年の愛しい想いを伝えることが出来ます。わたしは、ずっとこうしてあなたを求めたかったのです。 

 

そして、あなたも、わたしの世話をし、わたしの表情をずっと見、わたしに心の助けを求め、生きる強さを奮い立たされ、わたしを拠り所にしていいのです。辛いときは抱き付いても良いのです。あなたも、わたしに抱きしめられたいとずっと思っていたはずです。それを言葉にしても、いいのです。

 

誰が何と言おうと、今は、わたしたちはべったりと依存し合ってもいいのです。一度、お互いの想いを深く感じ合う必要がわたしたちには、あるからです。 

 

わたしは、あなたの愛と苦しみを一時も離れず受け止め、あなたを愛し続けます。あなたも、わたしの想いと祈りを一時も離れず受け止め、わたしを愛してくれます。 

 

この関係を卒業すれば、今度こそ、夫婦や親子として真に関わり合い、学び合う関係を迎えることが出来るでしょう。空想の疑似恋愛や純愛は、ここで卒業し、いつか、ケンカし合い、汚いものを見せ合う関係へと、関わりを進化させていきましょう。 

 

わたしを呼んでくれて、本当にありがとう。

  

 

 

椋木和美

 

 

  • 2014年01月23日 21:50 / Comment(0)

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