今回、ダウン症のＲくんからお父様へのスピリチュアルメッセージをご依頼いただきました。男同士の内緒話を、共有させていただきます。Ｒくんのお父様に対する愛と感謝を、深く深く感じる霊視でした。いつも、ありがとうございます。

大丈夫、全部知っているよ。
お父さんのこと、全部知っているよ。
お父さんの考えていること、全部わかるよ。

お父さんが、負けるが勝ちって思いながら、威張るのを譲ってることも知ってるよ。

俺が仕切って、俺の言う通りにしたら、もっとすごいことになる。そう思いながら、俺はあえてそうしないんだとほくそ笑んでいる。僕も本当にそうだと思うよ。

でも、そうやって、誰かに何かを譲って、言いたいことも言わない自分をカッコいいと思っているのも、知ってるよ。

お父さんは、カッコいい生き方の有名人にすぐなりきるみたいに、映画の中の俺っていう設定で生きれるから。それは、すごい才能だよ。まぁ、お父さんが選ぶカッコいい生き方の有名人が、周りからすると“えっ？”って人みたいだけどね。

お父さん、自分のことを基本的に大好きだから。そういうお父さんだから、僕もえらんでいる。だから、生まれる前から、お父さんのことは知ってる。

お父さん、僕を守ってやると思っている？
でもね、実は、僕がお父さんを守るんだよ。

僕がそんなことを言っていると聞いても、だいたいの大人って“そうだな、そう思ってやるべきだし、そう思うことで自分も磨かれるんだ”って内心思うんだよね。

でも、お父さんは、ちょっと違う。僕がそんなこと言っていると聞いても、“本当に守ってくれるのかも”…そう本気で思ってくれる。だから、僕は、本当にお父さんを守れるんだよ。僕は、僕を信じていると思ってる人がわかるから、それに応えて、僕を信じている人の力で、僕は力を与えられるんだ。

内心、こういう子（僕みたいな病気の子）から教えてもらうと思うようにしなくちゃ、と思っている人たちは、僕たちの力が働いているんじゃなくて、大概、自分自身の心の作用で変化や奇跡、幸福感が来るんだ。

僕がお父さんに伝えたいことは、お父さんは、お父さんが想像している（妄想しているとも言うのかな？）以上に、カッコいい人生を送れること。それだけ。

周りから見ると、僕を受け入れて、僕を守って、僕を愛していることが、女の人から見ると、（もちろん男の人から見ても！）、すごくカッコいいんだよ。それは、お兄ちゃんたちには悪いけれど、今まで子供を可愛がっていたカッコいいお父さん、っていうのをはるかに超えるカッコよさらしい。僕も、それは予想以上に、お父さんはカッコよく僕を愛してくれていると思う。

どこかって？そうそう、お父さんは、そういうことをスゴく明確に知りたがる！いい加減に口先で褒められても嬉しくない男なんだ。

それはね、僕のことを“ひょっとして神さまのように何もかも知っていて自分を試しているんではないかと尊厳を持って見てくれているから。それを時々、怖い！って思ったりするから。”どれだけ純粋なんですか？って突っ込みたくなる！

僕に対する尊厳は、お父さん自身をスゴくカッコよくさせているんだ。尊厳を持つって、つくれない感情だから。自然に湧き出る感情だから。

僕は、お父さんの、このＤＮＡが大好き。自分大好き、人生楽しい、さんまを観たらさんまになりきる。億万長者になったような有頂天とか、幸福感を簡単に手に入れることが出来る。すごい能力。

僕が生きている世界と、お父さんたちが住んでいる世界って少し違うんだ。お父さんが生きている世界は、色んなものに縛られている。でも、その縛りを感じられないのが、お父さんなんだ。

自由っていうのでもなく、わがままっていうのでもなく、能天気だとちょっとニュアンスが違うんだけど、う～ん、生きる“自由の男神”、俺は世界を照らすぞと本気で信じている、神の一歩手前の人間（めでたい人間っていう意味ではないよ）。

僕が知っている神とか、みんなが思っている神々しい世界の考え方とか、生き方って、お父さんみたいなんだよ。お父さんみたいに、自信家で、自分が好きで、嫌なこととか厳しい事とかに真から堪えない存在。想像（妄想）で一気に億万長者になる能力がある。

僕も、そういう子だよ。お父さんも神だし、僕も、神だ！間違いないから、今思っている以上に大きなことが出来る。神である僕が守っているから、大丈夫。

　

椋木和美