【お返事レター】わたくし”完全女神宣言”致します。
【ご質問メール】を下さったのは自閉症Yくんのお母様です。
今回のメッセージのご依頼を受けた時は、Yくんのお母様は、旦那様と駆け引き状態で、なにかヒントをと思われ、お願いして下さったようです。
しかし、ご依頼後すぐに、『あっ…!』って気付きがあったようです。その気付き、そのまんまがこのメッセージとなったようです。
Yくんファミリーへ、いつも 、メッセージをご提供していただき、ありがとうございます!
【ご質問メール】
こんにちは!
今まで力強いメッセージを受け取り、自分でも自分が力強いと思っていたのに 最近は、なんだか凹み気味です…
私はとても感受性が強く繊細だから、自閉の息子の意思も拾い上げることもできるのですが、その反面、人との関係で傷つくことも多いです。
今一番の悩みは、夫が私の繊細さをわかってくれないこと。
私の気持ちに寄り添ってくれないこと。
夫が仕事と息子とのことで疲れきり、感情を押し殺していたり、気持ちに余裕のないのはわかるのですが…
しかし、私だって人間。なんで、夫はこんなに私に厳しいの…
なにか心温かくなるようなメッセージをいただけたらと思い、再び申し込みしました。
お返事レター
さてさて、あなたも、ちょっと弱々しく、か弱き乙女を演じてみたいのですか?
あなたの強さと物わかりの良さを、何のぐずりもなく、そのまま周りに示し、サポート役に回ろうと決意しながらも、あなたは、ふと、それではわたしがあまりにも不憫ではないの?と考えたのでしょう。
『それではわたしの、何と言いましょうか、ちょっとわがまま言ってぐずりたい甘えのような、守ってもらう女性としての価値といいましょうか、当然の権利といいましょうか、それはどうしてくれましょうか?』と。
言わなくても構わない私だけれど、自分が愚痴や苦しみを吐き出して弱音吐くこと、甘やかされ慰めてもらえる権利を、私は我慢できるから放棄してあげちゃいますよ!本当に捨てちゃいますよ!と【完全自立の儀式】、【完全女神宣言】をしようとしているのに、それを見て感嘆しながら『あんたはえらい!すごい!』と褒めてもらうどころか、だぁれも気付かないのが嫌なのですね。
そうね、仕方がありませんね。それほどあなたは物わかり良く、文句も言わず、絶望もせず、ひたすら前向きに生きているのですから。人生の合格点を得ているあなたです。神はそのぐずつきを許しましょう。
けれど、あなたは『こんなわたしにも、きっと限界ってものがあるのよ、放っておいて大丈夫なの!?』と大きな身振り手振りで演技し気付いてもらおうとしながら、大きく、大げさに振りかざした手をあげたまま、あなたは向き合う夫に対し、こう思っています。
『わたしの演技に気付くどころか、見ようともしない。いや、演技だと見破っているから見えないふりをして、自分の辛さと余裕のなさをアピールしているのか!?!?』と。
あなたは結局、自分の辛さを我慢できず爆発するどころか、あちらも演技かも知れない夫の辛さに対して、『まぁ、わたしのは元々演技だから、どうしても甘えさてもらわないと気がおかしくなるほどではないのよね、でも、ここで引いたら、わたしは永遠に辛さを吐き出せなくなるわ!いいや負けるな、相手もまだ余裕があるのに、演技かも知れないし!』
相手との駆け引きに関心が行き、振りかざした手を降ろして腕を組み、このまま駆け引きすべきか考え込み、実際には夫に、自分に理解を示し、慰めてくれ、優しい言葉をかけてくれるよう仕向ける作戦や決意を簡単に止めてしまっています。
そうですね、あなたも感づいている通り、夫もまた、あなたと同じように、『ここで自分が余裕のある態度を示してしまえば、永遠に自分が妻を慰めて家族全員を守る役を背負うことになるぞ!負けるな、妻も本当は余裕と強さがあるはずだ、きっと演技しているに違いないぞ!』そう余裕を持って、考えています。
『自分が仕事で疲れているのに(彼にとってはそこまででもありませんが)、子供のことに人生をかけるほど協力していることだけでもきっとすごいはずだ。評価されるべきだ。もっともっと、子供のことをこれほど愛して自分の時間を費やしている(他にしたいことがある訳ではないが)それを大げさに褒めてくれないと、自分だって、妻を大げさに甘えさせられない。よく考えろ、妻も自分に厳しいではないか。』
夫があなたに厳しくしているのは、自分がこれ以上全てを背負う自信がないからです。つまり、あなたに対する甘えです。それほど、あなたが強く余裕があるように見えるということです。もっと力があると思っているということです。
あなた自身も、本当は甘えたい訳でもないですし、優しく肯定的な夫を求めている訳ではありません。なにくそ!と底力を発揮させたいのですから。
あなたがこれから行く道は、女神の様にただただ奉仕し、見守り、寄り添い、力を分け与えることです。女神はぐずりません。弱気になりません。誰かにわかって欲しいという、自分が辛くなるような欲を持っていません。あなたは、女神のようになりたいのです。
時々ぐずって、『わたしだって一人のか弱き乙女よ、人間よ!』と思う時は、夫も実は気付いて様子を肌で探っています。
あなたがもし、本当に崩れそうになれば、彼はあなたを100%守り抜きます。彼の直感では、今はその時ではないようです。
駆け引きし合っていること自体が、お互いに甘えあっているということ。その存在があることが、あなたが甘えられているということ。
そう思えないのであれば、わたしたちが、あなたの淋しさや、ちょっとしたぐずりを見ています。それで許してはもらえませんか?そうして少しずつ、【完全自立の儀式】をし、【完全女神宣言】を樹立し、女神になって下さい。
Yくんのお母様がメッセージを受け取る前に気付かれたことは、
「あっ、夫に何か無理な要求をしているかも。私のほうが強いのにな(笑)」でした!
旦那様に対して自分から少し歩み寄れることができ、関係改善に向かっていますと。
読み進めながら笑いがこみ上げるものがあり、「あっ、つらいときは笑いだっ!」と、改めてご自分の強さと余裕と面白さを感じてくださいました。
私もメッセージを降ろしながら、ぐずってる私も演技ね!ってぐずれなくさせられました。
時々ぐずりたくなる女神たちだけれど、本当は なにくそ!と底力を発揮したい。
乙女たちは、これでも、遠慮がちに ワガママなのです。
椋木和美
- 2014年06月11日 23:05 /
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