あなたの孤独感には 希望がある。

これまで周りに気を遣い、周りの人を中心に生きようと努力し続けていたあなたが、ふと、孤独感を感じる状況になったとしましょう。この孤独感の正体とはいったい何なのでしょうか。

それは人生の敗北や失敗であり、とても理不尽な孤独なのでしょうか。人生とはなんと不条理なのだとガッカリすることなのでしょうか。

あなたの孤独感は、このメッセージをご提供してくださった彼と同じように、”裏と表”の姿を持つのではないでしょうか。

 

わたしは彼の孤独感に、自由と時間を渇望し自分の幸せに目を向け始め自分らしい生き方を求める魂の声を聞いたように、あなたの孤独感に、希望と静かなるワクワク感と落ち着く居場所を見つけた安堵感を感じるのです。

 

Kさま、メッセージのご提供を快諾していただき、心より感謝いたします。

 

 


 

 

 

~メッセージレター~

  

  

 

今のあなたを取り巻いている想いは孤独感です。

 

あなたの孤独感を二つに分類してみましょう。

 

一つの孤独感は、正真正銘の孤独です。このままずっと一人でいるような、このまま自分を特別と感じてくれる存在が近くにいないまま、自分は永遠に忘れ去られるのではないかと感じるのです。これまで努力してつくり上げ守ってきた自分を、もう一生取り戻すことが出来なくなるかもしれない、そう感じるのです。

 

あなたが魂で感じているこの分析は、正しいものと言えるでしょう。それは一つの事実です。しかし、あなたは不思議とこの孤独感を抱えながらも、淡々と楽しそうに仕事をこなし、前向きに生きていこうとしています。

 

それを支えているのが、二つ目の孤独感です。それは、あなたにとって自分の殻にこもって自分の世界に浸れる時間と自由を与えられているということです。あなたの孤独感の半分は、孤独と背中合わせの自由を与えられた喜びとなっているのです。この”孤独と背中合わせの自由”はそのうち、孤独感の半分以上を占めてしまうことになるでしょう。

 

そして、あなたが徐々に自分自身の孤独感をごく自然に受け入れ、自由と喜びとして楽しんでしまう自分を感じることこそが、今のあなたにとっての、恐怖心と背中合わせの未知の孤独感と言えるのです。

 

それは、あなたが今までの役割、立場、義務などを全て放棄しても罪悪感も哀しみも感じることのない自分を予感してしまうからなのです。

 

孤独という自由を与えられたあなたは、もうすでに、これまで自分を縛り付けていたものを手放してしまっているのです。あなたは案外、様々な要素の孤独に耐え、むしろそこに自分の可能性を感じ始めています 。

 

縛り付けられていたからこそ動けず安全に生きていた過去の自分が、今から、もっと与えられた自由と時間を感じることが出来れば、あなたは今までの自分が出来なかったような行動や考え方に魅力を感じてゆくでしょう。

 

今のような生き方が、あなたにとってはある種の解放であり、自由な生き方への導きだとすれば、あなたの今の状況は、ある程度の義務を果たせば社会的役割に守られ、自分のことだけをもっと考えて生きていいと道を指し示されたと言えるはずなのです。

 

ある人の価値観では、あからさまに感謝され、求められ、評価されなければ自分は何者でもないという考えのもと、あなたのこの状況は淋しく希望がなく腐ってしまう状況ともなるでしょう。しかし、あなたはそれを案外受け入れ、楽しめるように環境や気持ちを整えることが出来てしまうでしょう。

 

あなたは、いま、不満を生じるような環境の中で耐え忍び、意識を転換して喜びを見つけろと言われているのではありません。あなた自身が長年、自由と時間を求め、今の場所へ自分自身で導いたのです。

 

様々なものと距離を保ち、しかし決して切り離さず、あなたは自由を得て自分の人生を生きるよう導かれたのです。

 

あなたは、そのままの状況を続けるでしょう。すべてを切り離すとそこは自己責任と後悔と背中合わせの孤独との闘いとなるでしょう。多少の不満や役割や義務を持っていることの喜びを知ってください。それは、失えば気付く大きな安心なのです。自分を守りながら今の状況を楽しめる環境へと整えてください。

 

あなたにこれから求められることは、環境を激変させて自分の可能性を探ることではなく、自分の役割を最小限にすることで自分の世界に閉じこもり、自分の人生を楽しみ、人生について思慮を深めることです。

 

そして、自分の人生に没頭することを楽しむ際にあなたが陥りがちな、『極端な思想や妄信』への傾き、自分の世界さえ楽しければいいという自己本位な生き方とならないように用心することが、魂の重要な成長と発展の学びとなるでしょう。

 

 

 

椋木和美 

 

 

  • 2015年04月15日 21:54 / Comment(0)

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