あなたのスピリチャルな道具
あなたは光の道を歩んでいます。しかし、光の道は決して平坦ではありません。あなたは光の道を歩んでいる自信や確信をもちながらも、時に感じる、彷徨っているかのような頼りない自分や、光の道を歩む自分を応援も称賛もしてくれない頼りない周りの自分に対するあらゆる反応に、ちょっぴりふてくさてみたくもなります。しかし、あなたが感じた彷徨う自分の姿は、あなたが一つのステップを終えたことを知らせてくれているのです。
あなたは自分を信じて突き進んだことで、今のステージを終えようとしています。しかし、平坦で退屈でありながらも、一つの光の道を信じ続ける真面目さによって、一つのステップを終えたことに気付かずにその場所に居続けたため、同じことをし続けてるかのように退屈になった自分を、緩やかな不安を抱えた自分と感じ、あなたは、光からの明確なサインや答えが欲しくなるのです。
そんなあなたに、同じく次のステップを歩もうとしているT子さまより、彼女へ降ろしたメッセージレターを通して、今わたしたちが気付くべきことを分かち合わせてもらいましょう。
あなたはずっと、光の道を進む自分の支えとなるようなスピリチュアルな道具が欲しいと思っています。
あなたはすでに、それを手しています。このメッセージによって得た想いこそ、あなたが手にしたいと望み続けている道具なのです。一緒に想い出しましょう。
T子様、メッセージを共有させていただき心より感謝いたします。
~スピリチュアルメッセージ~
人の話をよく聞き、深い理解を示し、そして優しい眼差しで慈悲の心を示す。あなたは関わる人にこのように接して生きてきました。
その丁寧な接し方はわたしたち神聖なるものに対しても同じです。心のざわつきを鎮め、じっと耳を澄まし、わたしたちがいる領域に自分の軸を合わせようとし、そして、わたしたちの声なき声を聞こうとしてくれました。
そんなあなたの生き方に、一つの区切りがつこうとしています。
その区切りとなるあなたの内なる声は、“全てに感謝し、全てに愛を感じた”…からではありませんでした。あなたはきっと、深い祈りと丁寧な生き方に、そのような答えがわたしたちから与えられるのではないかと感じていたのだと思います。
しかし、あなたの期待とは裏腹に、あなたが自分の生き方に区切りをつけようとした一つの感情とは、
『いったい、わたしの何がいけないの?』
という怒りにもならないため息です。
自分の、美しい光を感じ取る力に問題があったのか、自分の、光を信じる気持ちに問題があったのか、あなたは、自分が信じてやまない世界に一つの疑念がわいているのです。
『わたしが信じてきたものは本当の光だったのだろうか。』
『この光をイメージしたまま、この光を求めて生き続けて間違いはないのだろうか。』
あなたがどんなに心乱されることを目の前にしても、挫けず、美しく生き、心の美しさを保っている。しかし、あなたは自分が心を浄化されてきた強い光から、『あなたは間違っていません』という明確な道標を示してもらえないような気がしているのです。
あなたは、これまでの光を信じるべきか、それとも新しい光を見つけるべきなのかを迷っています。
あなたは、彷徨っているようにも見えますが、光を信じる歩みで一つのステップを終えたのです。
『いったい、わたしの何がいけないの?』という怒りにもならないため息の正体は、'退屈'なのです。
光を道標にし、美しく生き続ける自分を感じ、生きる喜びに満ちてゆく。
あなたの生き方は決して間違いではありません。しかし、あなたは一つのステップを終えたことに気付かずにその場所に居続けたため、退屈さを緩やかな不安と感じ、明確な光からのサインや答えが欲しくなったのです。
あなたが想像していた、『あなたは間違っていません、次に行きましょう。』という光からのサインは、新しい何かが目の前に来たり、感動を感じたり、もっと強い光を感じるようになれることだったかもしれません。
しかし、“あなたには”、次のステップへ進むサインは、このように示してあります。
【美しく笑顔でいることへの違和感】、【取り残されるような焦り】、【何もしていないような気持ち】、【どんな人とも相容れないような疎外感】、【すべてをやめてしまおうかと思う気持ち】、【ただ一つの道具があれば自分は自分の本当にしたいことが出来るという確信とそんなものは今世では手に入らないだろうという絶望感の同居】です。
次のステップへ向かうことを意識してください。
そのためにあなたに必要なことは、誰かから何かを指し示されなくても、その道やその光を信じる強い自分への信頼感を感じることです。
これこそが、あなたがすでに手にしていながらも、あなたが手にしたいと望み続けている道具なのです。
この道具はあなたが想像したように、自分の本当にしたいことを可能にしてくれる道具、となるでしょう。
椋木和美
- 2015年05月07日 16:33 /
Comment(0)
コメントありがとうございます
- コメントはまだありません。