何にも縛られず、自由と時間をコントロールする魂

(前回の続き)

”時間”はとても大切なものです。

時間の概念は大きく変わってきました。過去も現在も未来も区別がなく、それはもちろん自分のことだけではなく、向き合う相手の過去と現在と未来が同時に見えるからです。

”今”を感じている自分が何かを考えると、わたしたちは、過去にも未来にも、今感じている現実にも、大きな影響を与えることが出来ます。

Yさまも同じ感覚を持ち、作業をしているようにカルテを書きながら感じていました。

彼女の魂は、激しさを持ちながらもコントロールが出来てしまうため、情熱的な、強く嵐のような内面を表現することを苦手とします。

ですから、魂のクセの解決策として、映画や音楽でも本でも、物語を感じることがその発散方法となります。それは何故か。彼女は自分自身が現実で感じていないことでも、その物語、その歴史、それらが持つ経験を自分のものとして、別空間、別次元で体感できる能力があるからです。

この能力があると自分を苦しめる要素となる人もいますが、彼女はどうしても現実に自分の内なる想いや性質を表現することが出来ないため、その力のコントロールも可能にしてしまうのです。

わたしたちは、自分が現実に体験し体感することを何に設定しているか。それは単なる体感する経験にしかすぎないものです。わたしたちは常に別空間、別次元では無理に現実で体験する必要はないと思った経験をも同時に体感しているのです。

彼女の現実的な体験の選択は厳しいものかもしれませんが、彼女はその厳しさと辛さの中で常に、別空間と別次元を行き来し、”負でも正でもない全ての感情”を体感し続け、厳しい現実をバランスよく学びに変えていったのです。

これは妄想に逃げ込むことではありません。わたしたちが時間を全体からとらえることが出来ると、それは妄想ではなく現実になるのです。

 

彼女からいただいたご感想のメールも、ぜひ皆さまと共有したいのです。彼女が体験してきたこと、今感じ取って学びにしていることを、彼女の創り上げた世界(今回はメールの文章として)に触れることで、あなたも深く共有できるはずです。彼女の冒険、彼女の仕事はもう、未来から飛んできています。

 

(Yさまからのご感想メールよりそのまま抜粋)

霊視カルテとお返事レター読ませて頂きました。ありがとうごさいます!
感想を思うまま打っていたら長文のメールになってしまいました、申し訳ありません。お時間の余裕がある時に読んで頂けたら嬉しいです。

頂いたメッセージは的を得すぎて泣きながらも笑ってしまいました。

実際に醜い悪魔のような感情を感じたかと思えば神や天使のような溢れる愛を日々感じてます。有頂天になったり、地面に叩きつけられたりのくだりも、まさしくその通りなんです。
霊視カルテの時間を行き来する事も、実はこっそり過去の書き換えとかやってました。ただの想像だけど…と思ってましたが「本当に人生が再現し直せる」と書いてあってこのやり方はアリなんだ!と安心しました。

私の苦痛の原因は、目の前で起こっている出来事とそれによりわき起こる自分の中の感情やエネルギーの質と量があきらかに見合ってない事でした。

その感情やエネルギーは自分の中から湧き上がってくるというより、どこか別の場所からダウンロードされたものを読み込んでいるみたいだ…とずっと思ってましたが、案外当たっていたんですね。

その読み込み作業はとても苦しくそこから逃れたいと願ってたのですが、それが自分の役割だと言われたら
『あ、そうなんだ。役割なら仕方ない』
と納得してしまいました。
単純な人間です^^;

わたしの子供時代はこの役割をこなす為の訓練期間だったのかもしれません。
両親のおかけで感度精度は良くも悪くもバッチリです。
私の両親の人生は、今世の価値観で言えば厳しく、学びの多い人生でした。
両親は私の為にその人生を生きたんだとわかり、改めて感謝の気持ちが湧いてきました。

私が存在するだけで、誰かを傷つけるかもしれないという恐れがあったのですが、癒される人も居ると知って気が楽になりました。傷つく人も居そうですが、私の役割が膿出しのトリガーになるって事なら仕方ありません!相手には割り切ってもらいます(笑)そう自分で思えるだけでどれだけ楽になる事か…本当にありがとうございます。
これで安心して、色々感じて行くことができそうです。

ブログでの共有大歓迎です。私も様々な方々のメッセージや霊視カルテを読ませて頂き、どれも自分宛てのメッセージのように感じ、とても癒されました。
私と同じ魂を持った方が癒される為にも、是非共有をお願いします。

 

Yさま、カルテとメールのご提供をいただき心より感謝いたします

 

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霊視カルテ


≪魂の性質≫

あなたの魂は、高くそびえ立つ要塞のように強靭で荘厳。威厳があり、必要とあれば冷徹にもなれ、感情的になり過ぎて判断を誤ることなどあり得ません。
至極個人的な欲望や感情を持つことを苦手とし、そのような偏ったものの見方をすることは出来ず、その時その時に求められる自他ともに最善となる案を模索するのです。

あなたは、淋しさを孤高の癒しとし、苦しみを爆発的な生きるエネルギーに転換し、絶望を人間の可能性を感じる糧とします。
あなたに不可能は感じられず、あなたに負けることは認められず、どんな感情もどんな面倒な作業も、美しく生きる姿にしてみせるでしょう。

そんなあなたの才能は時間を自由に行き来する能力です。

先のことを見通します。過去を想い出す時は年月が経ったことなど忘れたかのようにその当時のことをリアルに再現することが出来ます。そのため、当時の感覚を残したまま、過去に起きたことを、成長した現在や未来の自分の感覚で分析できます。

今の自分が違うと想えば少し前の自分に戻り、そこでやり直しをすることも出来るのです。それは、過去の自分に起きたこと、その時感じたことを解釈し直すことでもありますが、他の人がそれを無理にこじつけで、気持ちを誤魔化すためにしてしまうのとは違い、あなたは気休めでそれをし直すのではなく、本当に人生を再現し直せるのです。それをあなたは思いに更けて夢想する自分とも感じるかもしれませんが、そうして、あなたの過去は解釈を変えられ、今望むあなたへと自ら変えてゆくのです。これこそがあなたの強さです

今の時間が早く過ぎて、結果を得た時点にすぐさま移りたいと思えば、未来の時間を短縮するかのように速め、あなたは時間を自由に行き来するのです。トータルで時間が伸び縮みすることはなく、あなたは時間に縛られず、自由と時間をコントロールし続けるでしょう。

≪魂のクセ≫

個人的な感情をむき出しにすることを苦手としていますので、周りの生き方と自分を比べ、その無欲さや冷静さを感じすぎてしまうと、あなたは生きる方向を迷い、生きる目的を見失うことがあります。しかし、感情を取り戻そうとして動くことが良い方法ではありません。自分のやる気を感じるために刺激を与え、感情の抑揚を持たせるために動くと、あなたは自分らしさがなくなってしまうのです。

解決策は、自分の感情を直接出すことを試すのではなく、自分の情熱を表現する何かを見つけて身体を動かすことであり、自分の内なる情熱を刺激される映画や物語を見聞きすることでバランスをとることです。

あなたの無欲さと冷静さが周りに作用する場合、故意ではありませんが、ほんの少し意図的に周りの人を責めているようにも感じ取らせます。感情的にならないことで相手を責めるのがあなたの武器ともなってしまうのです。しかし、全ての人に対してそれが武器となる訳ではありません。あなたと同じ性質を持つ人には、あなたの冷静さや無欲さは安心感や信頼となります。

しかし、あなたのように冷静であれない人にとっては、あなたの無欲さや冷静さは、無意識下で相手の行動を変えてしまうほどの力となります。あなたのしっかりとした魂の軸に触れると、あなたが存在しているだけで、周りが自分の軸を求めて彷徨ってしまったり、魂の発展のために膿を出すことがあるのです。それは、あなたの魂のクセというよりも、修正し整える役割でもあるのですが、あなたは自分の魂の役割によって起きた現象を“このような状況を選んでしまいやすいクセや記憶がある”と感じてしまうのです。こう感じてしまうことこそが、あなたの想いグセとなっています。

そうならないためには、あなたが常に自分の威厳を感じ、自分のぶれることのない軸を感じ続け、整える役割によって起きたことを整理し続けることを喜びと才能だと感じる必要があるのです。


≪今世のテーマ≫

あなたの今世のテーマは、“冒険”です。

あなたの魂の性質は、良くも悪くも動き回ることのないどっしりとしたものです。それに新しい性質を加えるとすれば、どんな冒険が自分に必要か考えてみることも今世の学びとなります。

あなたが商売をすれば、あなたの冷静さと先を見通す力によって、あなたはその面白さの虜になるかもしれません。

海外に行くことでも、海外で暮らしてみることでもいいのです。それに向けての準備は、いいえ、そのことを思いめぐらすだけでも、あなたにとって魂の大いなる冒険となるのです。

あなたが行動に起こしそうにないものをあえて選んでみることも良いでしょうし、目立つようなことをしても良いでしょう。なるべく思い切ったことをしてみてください。

思いきり愛を語ることも良いですし、理想に過ぎないと一蹴されるような想いや理論を語ることをしてもいいのです。あなたの魂は、それを偽ものではなく偽善でもなく、単なる自己実現でもなく、希望を感じさせる言葉とエネルギーで表すことが出来るのです。

あなたの今世の家族は、その冒険へと導き、手助けをし、見守り、守り抜きます。今世あなたが親として得た魂もそうです。あなたのために生きた両親をあなたは生かしてあげなくてはなりません。

両親の魂は、自分の人生と強く向き合い自分を生かすことを恐れた魂ですが、あなたが彼らと関わった経験で得たものをあなたの人生でどんなかたちであれ表現できれば、それは彼らの魂の成長を手助けすることになるのです。彼らが自己と向き合えない代わりにあなたの魂の成長を手助けする役を選び、反面教師となりあなたの感情や想いを揺さぶることで、あなたのために生きたのです。彼らを忘れないこと、その関わりで感じた想いの全ては、彼らの魂に寄り添い彼らを生かし続けることでもあります。

どうぞ、あなたが生きる際に、あなたのあらゆる感情を動かしながら表現をし続けてください。

そして、可能であれば、父や母の面影と重なる魂を助ける仕事をしてください。それはあなたと父母との冒険となるでしょう。

 

椋木和美

  • 2015年07月18日 21:51 / Comment(2)

コメントありがとうございます

Y

お返事レターと霊視カルテを受け取ったYです(^^)
お忙しい中、ブログへの記事UPありがとうございます。記事UPの時は和美さまのさらなるコメントが見られる…と楽しみにしていました。
レターやカルテで表現していただいた自分は自分自身で思うより強く、しっかりしていて意外な程でした。
両親と暮らした時期はある意味私の中では善の時代でした。避けられない家庭環境に全力で向き合っていた為、それ以外の出来事はどんな事も楽勝でした。しかし、両親が亡くなると私はバランスを失い、そこからは自分の闇を知る事となりました。自分はどんな苦難も乗り越えられる光だと思っていたのに、あんなに憧れた苦難のない環境でありながら今は常に「誰か」を意識してしまい、そうする事で相手を傷つけ弱らせてしまう自分は悪で闇の存在ではないか?自分が闇ではないかと思う事が苦しくて、でもどこか深刻になりきれない呑気な部分もあって、エネルギーが見える人から見るとそこが私の「強さ」や「寛容さ」と感じられるのかもしれません。
結局私は生まれた時から両手に光も闇も持っていて、それを感じる事を目的として生まれてきたんだと思います。偏った環境で光の部分だけ強く意識し過ぎたので、今は闇を意識してますが、私はいつでも光と闇と同時に対峙していた事に気づきました。
レターを頂いてからの私は随分落ち着きました。
落ち着いた一番の原因は、自分の中に通っているパイプの太さをホースサイズから土管サイズにリフォームできた事です!劇的ビフォーアフターです(笑)
そもそも自分の中にパイプが通っている自覚がなかったのですが、レターをもらってから「ん?パイプがある‼︎」
と気づきました。
気づいた時はホースぐらいの細さだったので、「こんな細い所に自他を含めた色んな感情やら情報を通してたら、苦しくて当たり前‼︎」と思い、とりあえず土管をイメージしてみたらすごく楽になりました。日々の「感じる」作業は相変わらずですが、以前と比べると雲泥の差です。
色んな事に無自覚だった私ですが、メッセージを頂いた事で多くの気づきが得られ、浄化が進みつつあります。本当にありがとうございました!
優しいだけのメッセージだけでなく、厳しいメッセージをも伝えなくてはならない役割を持った和美さまは、時に身を削るようなお気持ちになる事もあるかもしれません。でも、メッセージを求める「私たち」は強くしなやかで受け止める度量があります。そして自分自身が新たなメッセンジャーになっていくのだと思います。

  • 2015年07月21日 08:34:42

Kazumi

Yさま、この度はありがとうございました。

ご自身のパイプを自覚されていなかったことは驚きですが(笑)、 「ん?パイプがある‼︎」と自分で気付く喜び!これが、わたしたちを次なる気付きへと導きます。

厳しいメッセージを伝えながら時に自虐的に嫌われようとし、反感をもたれようとし、向き合う人たちの感情を揺さぶりながら自分の孤独を感じようとする『私たち』に、『あなたたち』はそうはさせないと揺さぶるように『私たち』の前に現れる。そして自己陶酔を止められる。あなたは何でもお見通し。弱そうに近づいてくださるので『私たち』もうっかり癒されます。心から、ありがとうございます。

  • 2015年07月23日 21:44:04

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