狂おしいほどの嫉妬心を誤魔化さず、長~く深~く強~く感じきる。
狂おしいほどの嫉妬心を感じて戸惑うことがありますか?
今回メッセージをご提供してくださったH様。守護霊様から『狂おしいほどの嫉妬心を感じろ!』というメッセージを渡されました。
わたしたちは嫉妬心を悪しき感情だと思い排除しがちです。スピリチュアルな世界では特に。けれども、わたしはメールセミナーでもそれは自分を知るうえで大事なものとして扱ってもらいます。
H様の守護霊様には、彼自身と彼の能力に対する絶大なる信頼があります。彼に嫉妬心を感じきるよう課したのは、彼が自分の中で感じた狂おしいほどの嫉妬心を上手く処理し、彼の才能を発展させることが出来ると踏んでいるからです。
彼の魂には自信があります。根強い魂の自信です。それが誰にも邪魔されず素直に伸びれば、鼻をへし折られることもなく立派な過信と傲慢さになりそうなほどの自信なのです。
彼がいけ好かない男になれる道をまっすぐ歩まなかったのであれば、それは守護霊様からの導き、というよりも、自信をすんなりつけていってはつまらないだろうという彼自身の思惑もあったのだと思います。
彼に『嫉妬心を十分に感じても構わない。それをエネルギーに転換しさらなる才能発揮へと繋げて自信を増せばいいのだ』という方法を早くに勧めてしまえば、彼はきっと自信に満ち、それをひけらかし、人間性を評価することなど忘れ去って、周りを蔑む鼻持ちならない奴になってしまったことでしょう。
いつも冷静に客観的に人のやることを見て、さんざん人がやった後に自分がいとも簡単にそれをやってのけ、にやりと笑い、お疲れさんですと言いかねないような、異性から見ればどうにかクールでカッコいい存在にもなれそうだけれども、やはり、そんなに人を小ばかにしてしまうと人生つまらないだろうに…と気の毒がられたような人になってしまったかもしれない。
『ああ、俺の人生までも先が見えてるぢゃないか…』と周りの馬鹿さ加減に辟易とするばかりで、俺はこんなことろにいてこんなことをしている人間ではないはずだ、などと思いあがった悩みを持つようになったかもしれない。
彼の生き方を感じていると、自分に自信を持って生きているのに、それをすぐさま伸ばす生き方を取らず、あえて苦悩する人生を体験しているように思えるのです。だから、今何かしら満たされないとしても、それは彼本来の力で生きている訳ではないのだから、そんなにそれに囚われることもないだろうと。
むしろ、あえて『こいつら何でこんな生き方しか出来ないんだ?』と感じ客観的にそのしくみを観察することで、自分の何かしらの才能を引き伸ばし、何かしらの役割を与えてみたいと試みているような気配さえ感じてしまいます。
そんな彼の気付きがまず『嫉妬心』。嫉妬心をこれまで以上に、長く深く強く感じきる。それでも何故自分がそれを持つのか納得できる理由を見つけられない(自分の嫉妬心への言い訳を見つけることに失敗する)先に彼が感じた想いに、彼が得たい才能への気付きと成長があるのだと思うのです。
処理できない嫉妬心を彼は一体何に転換させ、自分の魂の経験での疑問である『自信のある自分に嫉妬するだけでひがみ根性丸出しで人生を転換しようとしない奴らが何故このような生き方しか出来ないのか』という謎への理解を得るのでしょうか。
彼が嫉妬心を堪能する行為は、彼が周りの人間にも自信を与えて対等に関わりたいという愛であるように感じるのです。
彼が嫉妬心を克服するのではなく、彼が嫉妬心を感じることで、嫉妬心によって発展できない人たちへの理解と、彼らの導きが出来なかった自分への慰めと反省と発展を求めているのでしょう。
彼が狂おしいほどの嫉妬心を感じきる未来に、わたしは彼の魂の解放を感じてなりません。彼は納得し、理解を深め、自らの真の自信を取り戻し、役割を見出すでしょう。
H様より、メッセージとともにご感想メールもご提供いただきました。まずは、彼のメールから彼を感じ、ともに自分の中にある愛と取り戻したい真の自信を感じてみてください。
H様、メッセージとご感想メールの共有をさせていただき有難うございます。ご縁を繋げていただき、心より感謝いたします。
椋木和美
【H様からのご感想メール(そのまま抜粋):彼の物語を聞かせてもらいましょう】
『ここ数年生きづらさみたいなものを感じておりまして。でも、一時に比べるとずいぶん楽になってきました。
去年頃から職場のメンバーが変わるとともに(ある、製造ラインで働いてます)、製品のトラブル、機械のトラブル、仕事のやり方にたいする意見の相違などがあり、自分としてはどう仕事に対してかかわってよいのか悩んでました。プ ライベートでもここ数年で自分の心境が変わりこれからどう生きてゆけばいいのか?と考えてます。特に今年に入って自分自身のセンサーが敏感になってるのに気づき、良い時と悪い時の状態がかなり違ってます。
で、今回のメッセージ「狂おしいほどの嫉妬心を持ち、それを自分の中で嫌というほど感じましょう」ですが、最近の自分の生き方のスタンスとは真逆で正直びっくりです。
小さいころから、こういう嫉妬心は感じており、今でも時折むくむくと「なんでなんだ?」という感情はわきます。でもそれを出してばかりですと周りから批判を受けたり、自分自身に対しても自己嫌悪になることがしばしば。現実的に批判ばかりで「じゃあ、具体的にどうすれば?」という 自分への問いにもこたえられない自分。考えてもどうしようもないことにエネルギーを注ぐことが多すぎるんですね。
それで最近の結論としては自分が楽しくなるもの~趣味や癒しとなるものに目を向けたり、あれこれ考えやすい自分をリセットするために「考えない状態」を日常で意識したり。そういうことを意識し始めたら徐々にセンサーがいい方へ反応してるのを感じてます。
でも、今回のメッセージにある、「毒気のある自分をもっと育てなさい」は一見逆方向へ向かっていけといわれてるみたい・・・、しばらく何回もメッセージを読み考えてみました。
車で例えると、いまの自分が普段意識してやってることはニュートラルやブレーキ。でも、そ れだけでは前に進まない。「毒気」はまさにアクセルであり、ガソリン。これらをうまく効率的かつ安全に使いこなすかが今後の人生を生きていくために大事なんだと。
特に最近「絶望感」を感じることが多くて。これって「毒気」が足りないだけのことかも。
わかってしまうとなんだと思いますが、今年は過去を振り返りあらためてどう生きるか?と再認識する年のような感じがします。過去の自分の人生を
運転に例えるとせっかくアクセルもブレーキもあるのにどこへ向かうのか?いつまでに目的地に着きたいのか?ただただ走らせてるだけのような気がします。これからは目的をもって運転の精度もあげて「毒気」を燃やし、走っていきたいと思います。
有難うございました。』
~守護霊様からのメッセージレター~
狂おしいほどの嫉妬心を持ち、それを自分の中で嫌というほど堪能してみましょう。
今のあなたの目標は“嫉妬すること”なのです。
あなたの感受性は、美しく鋭敏。しかし冷静さと皮肉っぽさを持つため、綺麗ごとを言わない。その感性で表現されたもので、ものごとを正そうと力を発揮させています。
常に冷静なあなたの視点は鋭く、しかし、ものごとのあらゆる美しさを感じ取る力を持つために、自分の冷静さを切なくも感じます。
時に非常に冷たさを感じさせるようなその冷静さと観察力の鋭さは、ある人たちの目にとまり聞く耳をもってもらうことでしょう。ものごとを多角的に分析し、どんなに素晴らしいものにも欠落し滑稽で稚拙な欠陥や盲点があることを突き止めます。それを見つけることを、あなたは決して面白がって揚げ足をとろうとやっているのではないのです。自分や誰かの思想や行動を美しく正しいと思っている哀れな人たちに、その正義や正論の中にあるつじつまの合わない点や、思い込みを指摘し、より完全なる正義正論にすることを、愛をもって手伝おうとしているだけなのです。
あなたの思想と地道な活動は、あなたの鋭い感性によって成果を得ることでしょう。あなたの、自分の千里眼を一時も疑わない、自分を信じる作業を私は手伝っています。それをあなたが肌で感じる方法が、嫉妬心です。嫉妬心はあなたの魂が感じている絶望感を助け、絶望と闘う勇気と喜びを湧き上がらせるのです。
あなたはしばしば、自他から、その役割と才能を持つがゆえに、【お前には辻褄のあわないことや思い込みによる間違った見方はないのか】と疑問を投げかけられることが多くあるでしょう。
あなたは、思いあがり間違いを犯す人たちを見抜き、自信を持ってそれらと闘いながらも、歯が立たないはがゆさを感じると、この世の中ではそれらがのさばることは止められないのかと絶望を魂が感じてしまうのです。
あなたは、偽物の権力者たちから卑劣な力を突きつけられると、何故自分(お前)はそれが見抜けるのか、何故自分(お前)はそれに自信を持って説けるのか、何故自分(お前)自分は正しいと言い切れるのか。そう揺さぶられます。
その問いかけには、説明がつけられない真実が存在しています。あなたの能力をもっても、自分の判断が何故正しいかは説明がつけられないでしょう。それは言葉の領域ではない力によってなされているものだからです。それを理論で答えを出そうと、どうにか自分の存在価値や自分の才能を言葉にすると、それは陳腐になり感情的になり、あなたは自分の価値を壊してしまうことでしょう。それこそが、偽物たちの手口なのです。
しかし、ここからがあなたのジレンマとなります。
あなたは理屈抜きの魂の奥底の記憶として自分の力を知り尽くしているがゆえに、自分が感じる自分と、周りが理解する(できる)自分とのギャップに、めまいと吐き気を起こしそうになります。その際に、あなたの冷静さと賢さと美しい見識は、不快な症状を止めてしまいます。
しかし、上手く処置されたであろう、めまいと吐き気を伴う感情は、あなたの魂を穢さず才能をクリアにしてゆくどころか、平凡なものにしかねないのです。
あなたは上手に感情を処理することによって自分の毒気という魅力を失い、自分の力を解らない人たちにも解るようにと、彼らの世界観に合わせた表現を選択し続けてしまうのです。
それをあなたは、あなたが生きる世界で整ってゆくように思わされてしまうのです。
よって、最初に挙げたあなたの課題に返ってゆきます。
あなたに嫉妬心が必要なのは、本来のあなたの能力に合わせた感受性と表現方法を想い出させるためです。
あなたは嫉妬心を持つことで、闘う力を取り戻し想い出してゆきます。自分にはもっとすごい能力があるのに、邪悪なまがいものが彼らの世界では評価され称賛され、皆を騙す材料になっている。彼らはそれらに支配され、ますますぼけてしまい、このままでは自分の能力がいつか人々に理解してもらえると思うなど夢のまた夢となる。あんな奴らに負けてなるものか!その気持ちを持ちましょう。あなたの中でどんどん育てましょう。毒気のないあなたになって清らかな清流のようなあなたでは、あなたはあなたらしさを表現できないのです。
嫉妬心はやがて怒りとなり、あなたは人とは違う方法でその嫉妬心を克服させるのです。それこそがあなたの能力なのです。
毒気のあるあなたをわたしはずっと見ています。そして、そこに惚れ込んでいます。あなたの美しい行動や思想、理想、そして生きる原動力は、その毒気によって生まれています。嫉妬心を感じ堪能してこそあなたがより力を外に表せるのです。決して嫉妬心を打ち消そうとはせず、ため込み堪能しましょう。あなたの中に嫉妬心が未だ処理されずに残っています。それがあなたの魅力と思想になる。強く意識し、試して御覧なさい。
椋木和美
- 2015年09月23日 19:21 /
Comment(4)
コメントありがとうございます
Kazumi
パラレルワールドでは、ご自身が思い描いた通りの自信に満ちたちょっとワンマンのHさんが存在しています。それと同時に、今感じている自分よりも、もっと困惑し思い通りではないHさんも存在しています。しかし、Hさんが体感し体験したいと興味をもって選択した世界が、今の世界。今感じているHさんです。そう考えるならば、Hさんが完璧な自分で在る体験よりも魅かれる世界には、Hさんが知りたい”真実”や”可能性”を今のHさんから必ず知ることが出来ます。わたし達が面倒な体験をわざわざ選んだその理由を探してゆくことがわたしたちの憂いながら完璧を感じるちょっと屈折した学び方というか喜びなのかもしれません。わたしもそう感じながら、わざわざこの面倒な自分を体験することの意味を探しては楽しんでいます。コメントいただき、ありがとうございました。
- 2015年09月26日 21:42:11
Hです。
コメント有難うございます。
コメント頂き、自分がまだわかってないんだと思いました。
最近、日常の憂いを感じながら、ある意味あきらめながらも、何かを感じたいという思いが自分の奥底から感じてます。まだまだ何かをつかむには先が長そうだけど・・・、日々やってゆくしかないですね。
メールセミナーも興味あるんで、参加する時は宜しくお願いします。
- 2015年09月29日 20:29:17
Kazumi
何かを感じたい想いによって、あり得ない速度で自分を取り巻くものに気付きをえてゆきます。今自分がわかっていないと感じても、明日には、数時間後には別人格になるほど変わる時が来ます。Hさんが”動き始めている”のは確かだと感じませんか?このブログも、メッセージを分かち合う仲間にも、メールセミナーで自己浄化を一生懸命してくれている人たちを繋げています。感じていただければ準備は始まり動きは活発になります。Hさんの意志もわたしたちに影響してわたしたちを動かします。こちらこそ、よろしくお願いいたします。
- 2015年09月29日 21:39:01
Hです。
長々とコメント頂き有難うございます。ここ数日ですが、自分の中に嫉妬心を感じる生き方に集中しています。最近、日常で気持ち良く過ごせる状態が多い中、あえてもし、自分の描く人生とおりの生き方をできていたら、いまごろどんな自分だったんだろうと思い、今の自分と比較して「ああ、なんでこんなんだろう」と感じてみたり。弱い自分を感じたり。いままで避けたり、「これはこれでいいんだ」と思うのをやめてみたり。まだまだ始めたばかりで怒りを貯めこむのに時間はかかるでしょうけど、徐々に生まれ変わっていかなければとおもっています。特に、嫉妬心が足りないと感じるところで、「仕事」や「結婚」など、責任を伴うことへの意識が低いところです。「なにがなんでも」が弱い。若いころの自分はもっとがむしゃらでなにくそっていう気持ちはあったのに、最近の自分はまったくダメ。これを書いてても情けないという感情もうすれていて・・・。でも、毎日、嫉妬心を感じながら若いころのような感覚を取り戻すようやっていきます。
有難うございました。