離婚の決意とこれからの人生について
前回の記事で愛犬を亡くされた方へのメッセージを共有していただきましたが、彼女にはまだ自分自身の重大な悩み事がありました。不思議と大変なこと(苦しみ哀しみ)は重なり続くのです。それは苦しみからの決別なのか、それとも自分の生き方を変えることなのか…。今日は、彼女にお渡しした、もう一つのメッセージのご紹介です。解説はのちほどさせていただきますね。まずはちょっと難解なメッセージを共有していただきたいと思います!
和美
【ご質問】
70歳になりましたが離婚を決めました。夫には近日中に伝える予定です。これからの人生へのメッセージや今後のこと等聞きたいです。
【お返事レターのスピリチュアルメッセージ】
(離婚について)
あなたの今後の人生についてお伝えする前に、あなたのこれまでの人生についてお伝えしたいのです。
これまでのあなたの歩みは、非常に一歩一歩丁寧に歩まれたということです。あなたはどのような状況においても、自分への信頼を取り戻すことで、自分のペースを取り戻し、慌てず騒がず、自分を通して全てを見てきたのです。その歩みにおけるあなたの学びは、自分を信頼することに尽きるでしょう。どのように否定されるようだと感じることがあったとしても、あなたは最終的に“自分は間違ってはおりません”という着地点にたどり着けています。その成果としての、今の決断でしょう。あなたが、ご縁として夫と繋がったのは、あなたの価値をあなた自身がもっと知るためにあります。そして、彼の、外には見せることのできない不安や淋しさを受け止め慰め、時には修復し、サポートするためです。あなたはそのような仕事をしてきたのです。あなたは思うでしょう。彼の外には吐き出せない想いや苦しみを何故私が負担しなければならないのかと。本当にそうです。その想いは正しいのです。あなたはもっと大切にされなければならない存在です。
そのことは、十分に承知しています。それは大前提で、あなたはそれを求められているのです。あなたが深く愛され大切にされないと感じるなかで、あなたがこれまで以上に、誰から愛され大切にされるよりも深く自分自身を愛さなければならないのです。これは、相手の問題ではなく、あなた自身のなすべき仕事です。
どのように自分を否定されても、存在価値を無視され、誤解されたとしても、あなたが、いかに自分を肯定するのかが大切なことです。
あなたが離婚を決意する際に感じてきた、これまでの人生で失ったものは何でしょうか?それは、あまりにも重すぎる時間の経過と感じることでしょう。しかし、経験を積んだあなたは何一つ失ってはいません。多くを得て、魂の転生をまた繰り返してゆかれるのです。何も失ってはいないことを前提にして、あなたはこれから人生を歩むのです。
これから意気揚々と歩めるはずですが、あなたが何も失わずに生きてきたということが、あなたのこれからの重しとなることを理解してください。あなたが多くを失って新しい道を歩み始めたならば、あなたは、何もないという現実を得た時に、そこに沿って歩むことが出来ます。けれども、あなたは、何も失っていない状態で、新しい道を歩み始めるのです。そうした心の重みを持ったまま現実が非常に身軽になってしまうと、あなたはその内と外の重みの違いに非常に戸惑うとこになるのです。あなたは、現実的に軽くなった状況に始め安堵し心が軽やかになります。けれど、それは時間とともに薄れてゆきます。そして、あなたは、軽やかになった現実の“重み”を感じ取ることになります。
あなたは、現実的な目の前にある重みを外したかったのです。ですから、その重みを目の前から感じなくなったときに、望みはかないます。しかし、あなたは目の前をスッキリさせたかっただけなのです。
その他の、自分の心の中や、目に見えない様々な状況は、むしろ自分の“社会的な安定”となる重しとして保ちたいはずなのです。あなたが重しを必要としていることをもっと外の人たちにアピールしておかないと、周りの人たちは、あなたが重しとなる全てを完全に取り去ってすっきりしたいと思っていると感じてしまいます。
その認識の差が、もし、離婚したのちに露呈してきた場合、あなたは困惑し、そんなあなたに周りも困惑します。
あなたはこのような想いが出始めます。
『離婚はしても、こういう権限・安心安定・立場は持っていたい』
『離婚はしても、それがこういうことになることだとは思わなかった』と。
それを受け、周りは、
『離婚するとはそれを求められなくなるということですよ(その代わりにあなた自身の歩みが保証されるということ)』
『離婚しながらも、それを思うようにしたいのは考えが甘いかもしれませんね』と思います。
あなたの、心と感じる魂の想いは、いつも、(無自覚ではありますが)“重み”を必要としています。
重みとは、心が重くなりながら深く考え乗り越えるという、自分の心が成長するための重しです。
あなたの魂は、その強い感受性で悲痛に、そして歓喜しながら感じることで、自分の内側から気付きを得てあなたという魂の光を磨き上げています。
賢く生きる者たちへの羨望の歴史は長いのです。学び成長し続けたいという想い、魂を光り輝かせ、より高貴なものへと近づきたいとあなたは願い実践しているのです。
いまからあなたが、これまでの重しを大きく手放すということは、あなたが、他の重しを経験することを望んだことを示します。
それは、この先のあなたが思うようにならない苛立ちという経験かもしれませんし、外の人間関係に関する悩みかもしれませんし、求めていた人生とはあまりにも違ったという後悔かもしれませんし、例えようのない淋しさかもしれません。それらを受け取る準備は、あなたが決断をした際になされているはずなのです。
もちろん、離婚という決断を止め、長年の重しを外さずにさらなる学びを得て、彼という、あなたよりも経験の少ない魂を担当して救うという役割を果たすことも賢明なる道です。
あなたの魂は、自分を成長させる重しを手放すことはありません。それはあなたの生き方なのです。それによって、光り輝くあなたを今得ているのです。これまでの重しをとったとしても、その代わりの重しが自分に与えられるということ頭の片隅に置いておいて決断をしてほしいのです。あなたの人生は、この先も、賢者へと自らを育てる重しによって光を得ては、輝き続けることでしょう。
椋木和美
- 2018年12月10日 19:23 /
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